副業を続けるコツ｜「努力が続かない女性」に伝えたい現実的ルール3つ
「続けたいのに、続かない。」その理由は、意思の弱さじゃない
最初はあんなにやる気があったのに、気づけば手が止まっていた。
仕事に疲れて、パソコンを開く気力も出ない。
──そんな日が続くと、「私って根性がないのかな」と思ってしまいますよね。
でもね、それは違うんです。
続かないのは、意思が弱いからではなく、“仕組み”が足りないだけ。
私も最初の頃は、感情で動いて感情で止まるタイプでした。
でも、あるとき気づいたんです。
「やる気」で動く人より、「仕組み」で動く人のほうが長く続くって。
副業って、最初の3か月がいちばん苦しい時期。
結果が見えないから、頑張っても空回りしている気がする。
でも、その時期を“習慣”で乗り越えられた人だけが、次の景色を見られるんです。
やる気より、“仕組み”で動く
人は、気分で動く生き物です。
だから、「やる気が出ない日」はあって当たり前。
その日を責めるよりも、“やる気がいらない仕組み”をつくる方が現実的です。
モチベーションは感情、習慣は構造。
だから、続けるには“感情”より“構造”を優先すべきなんです。
たとえば、私がやっているのは「タイムブロッキング」。
夜の30分だけ、スマホを遠くに置いて作業時間を固定する。
時間が決まっていると、“気分”を通さず体が動くようになります。
もうひとつは、「小さすぎるゴール設定」。
「今日は1案件だけ応募する」「1文だけ書く」──それだけでOK。
達成感を積み上げることで、脳が“続けることが快感”になる。
続けるコツは、努力を大きくすることじゃなく、“ハードルを低く保つこと”です。
続ける人は、“気分”ではなく“時間”で動いている。
習慣にできた人ほど、やる気がない日でも進める。
「続けられない」は“才能がない”のではなく、“設計がまだできていない”だけ。
だから大丈夫。
次の章では、続けるためにいちばん邪魔になる“比較グセ”の外し方を話します。
“他人のペース”を見ない
副業を始めたころ、私は毎日のようにSNSを見ていました。
「今日の収益◯万円！」「フォロワーが一気に増えた！」
そんな投稿を見るたび、胸の奥がチクッとして。
「私、全然ダメじゃん」ってため息をつく夜が続きました。
でもね、今なら分かります。
SNSは“結果のショーウィンドウ”なんです。
そこに映るのは、努力の一部じゃなくて、
光が当たっている一瞬だけ。
私たちが見えていないところには、
焦りも、失敗も、何度も諦めた夜も、ちゃんとある。
「自分も同じペースで頑張らなきゃ」って思うほど、
本来のリズムが崩れていきます。
人にはそれぞれ“動けるテンポ”があるんです。
他人のペースで走れば、どんな人でも息切れする。
続けられなくなるのは、自分が弱いからじゃなくて、
“自分の呼吸”を忘れているからなんです。
だから私は、SNSの投稿を「比較」じゃなく「確認」に変えました。
「こんな働き方もあるんだ」「この人はこのやり方が合ってるんだ」
──そうやって、参考にするだけ。
嫉妬や焦りを感じたら、スマホを閉じてコーヒーを淹れます。
他人の光を見つめすぎると、自分の光を見失う。
でも、目を休めれば、ちゃんと見えてくるんですよ。
自分だけの明るさが。
副業って、結局“マラソン”なんです。
速さよりも、呼吸を整えることのほうが大事。
走り続けるコツは、「どれだけ進んだか」じゃなく、
「どれだけ無理せず進めたか」なんですよ。
比べるのをやめた瞬間、続ける力が戻ってくる。
焦らなくていい。
あなただけのペースで進めば、それでちゃんと前に進んでる。
“できた自分”を毎回認める
副業をしていると、つい「まだ足りない」「もっと頑張らなきゃ」って思ってしまいますよね。
でも、その考え方は、いつの間にか自分を削ってしまうんです。
「まだできてない自分」ばかり見ていると、続けるエネルギーがなくなる。
私もそうでした。
収益ゼロの月を見ては、「私、向いてないのかも」って何度も落ち込みました。
でもね、ある日気づいたんです。
「今日も副業のことを考えた」
「昨日より少し進んだ」
──それだって、立派な“できたこと”なんですよ。
成果が見えない時期こそ、続けていること自体が結果なんです。
副業って、マラソンに似ています。
走り切るために必要なのは、筋力でも根性でもなく、
“自分を責めない心”なんです。
もし立ち止まったとしても、それは休憩であって、終わりじゃない。
止まった日を責めるより、また始めた自分を褒めよう。
私は毎晩、作業が終わったらノートにこう書いています。
「今日の“できたこと”をひとつだけ」。
たとえそれが“調べ物をした”でもいい。
“書こうと思った”でもいい。
小さな“できた”を集めていくと、
それがやがて“大きな自信”に変わっていきます。
だまされた経験を経て、私がいちばん実感したのは、
「自分を守る力」と「自分を信じる力」はセットだということ。
守り方を知ったら、今度は“信じ方”を覚える番。
その積み重ねが、あなたの副業を続ける力になります。
成果よりも、“続けた日数”を誇ろう。
完璧じゃなくていい。
「今日もやってみよう」と思えたら、それがいちばんの成長。
続ける力は、自分を責めない力
現実は、簡単じゃない。
正直、めんどくさいことのほうが多い。
頑張っても結果がついてくるかなんて、誰にもわからない。
──それでも、続ける人はちゃんといる。
それは、「特別な人」だからじゃない。
途中で投げ出しても、また戻ってくる力を持っているからなんです。
私も何度も止まりました。
仕事が忙しくて、書く気力が出なかった日。
「もうやめようかな」と思った夜。
でも、不思議と数日後にはまたパソコンを開いてた。
それは“根性”じゃなくて、“未練”みたいな優しさ。
「本当はやりたい」って気持ちは、何度でも蘇る。
だから、止まってもいいんです。
「サボった」なんて言葉で、自分を傷つけなくていい。
止まっても、戻ってくるたびに強くなる。
続けるって、止まらないことじゃなく、“戻れること”。
それが、本当の意味での継続力です。
現実は、甘くない。
でも、ちゃんと見つめれば、少しずつ優しくなる。
焦らず、自分のペースで。
一歩進んで、半歩戻って、また一歩。
そのリズムの中にしか、あなたの“リアルな成功”は生まれない。
完璧じゃなくていい。
立ち止まっても、また動けるなら、それで充分。
今日の一歩が、未来のあなたをつくっていく。
現実は甘くない。
でも、知ることでちゃんと守れるようになる。
そして、“続ける”ことで、現実を変えられるようになる。
── No Sugar Life / 橘もえ
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